2014年6月7日土曜日

Windows 8.1からWindows 8.1 Updateへの移行期限についての雑感。

今回はWindows8/8.1ユーザー向けの記事です。筆者も悩んでいるので記事にしてみました。

つい先日ほどから
個人ユーザーがWindows 8.1を使用している場合、「Windows 8.1 Update」をインストールしていない環境では、6月12日以降に新規公開される更新プログラムの提供が受けられなくなる。
(引用元:Internet watch 記事ページ
というなんとも不安を煽る記事を見つけました。



マイクロソフト公式フォーラムでも情報が錯綜しているようです。

MS公式のWindows8.1 updateに関する記事のネタ元はここなのですが、現在店頭に販売されているWindows8系列のOSは、


  1. Windows 8
  2. Windows 8 Pro
  3. Windows 8.1 update1適用済み版
  4. Windows 8.1 Pro update1適用済み版
  5. その他Server系列
  6. RT系列



Server 2012とRT系列はまとめてしまいました、すみません。

そのうち筆者のような個人ユーザーが使うものとしては上の4つのうちのいずれかになると思われます。

筆者の環境はWindows8.1 Pro with Media Center Update1適用版なのですが、実は筆者の手元のWindows8.1 Proがなかなかの曲者で、Windows8が発売されたときに買ったアップグレード版の「発売記念優待版」なのですね。

つまり、筆者のPCのOSは
Windows xp SP3 (x86,32bit)
↓アップグレード(xp→Windows8は個人ファイル引き継ぎなしなので実質新規インストール?)
Windows 8 Pro (64bit) (UPG 正規版)
↓機能の追加(プロダクトキーによるMCE化)
Windows 8 Pro with Media Center
↓ストアから8.1化
Windows 8.1 Pro with Media Center
↓Update1適用
Windows 8.1 Pro with Media Center update1(イマココ)

と、アップグレード版を買ったが故に複雑怪奇なインストール手順になっているため、OS再インストールしてしまった場合がどういう扱いになるのか心配しているのです。

ちなみに、同じような境遇でWindows8.1を使っている方はご存知かもしれませんが、上のインストール手順でWindows 8の文字色を変えているのは理由があります。


簡単にいうと、文字色が正反対に変わったので、勘のいい方は気づかれたかもしれませんが、プロダクトキーを使ってWindows 8にMCE(Media center edition)機能を付加した場合、以前まで使っていたOSとは扱いも違う「別のOS」になってしまいます。救いはありません。


コントロールパネルの「Windowsへの機能の追加」からMCE化できるのですが、その点十分注意が必要です。MCEは一旦導入してしまうとクリーンインストール以外に外す手段がありません。(それなんてIT界の呪いのアイテム…)
筆者はここでつまづきました。電話認証で解決しましたが。


取り敢えず、まとめとしては

  1. 更新パッチがどういう流れになるのかは暫く待ってみるしかない。
  2. (個人的見解)OS再インストール以後8.1化、Update1導入はフォーラムを見る限り問題ないっぽい。
  3. Windows 8を8.1にアップデートできた方はUpdate1のインストールもやっておくべき。(更新プログラム適用にはアップデートがインストールされていることが前提となるため。なお企業ユーザー向けの期限は若干猶予があるようです。)
  4. 期限日以降もWindows8システムはストア経由で8.1にアップグレードできるが、その際、Windows8.1はWindows8.1 update1(KB2919355)を導入しないと6月の月例アップデート提供以降の更新プログラムが入手できなくなる。(つまりこれからのWindows8.1システムの更新パッチは前提条件としてまずこのUpdate1の適用が必須になる。)
  5. MCE化は後悔のないように(失敗すると電話認証になります。)
(引用開始)

Windows 8.1 Update (KB2919355) 自体にインストールの期限はない(以下略)

(引用終了)

そうなので、(引用元:Microsoft公式フォーラム)取り敢えず一安心、ということでしょうか。

3番目の項目で敢えて「8を8.1にアップデートできた方は」なんて書いているのにも理由があります。
なんと、Windows8.1へのアップデート、今まで正常にWindows 8が動いていたシステムで更新すると失敗する、ということがままあるのです。
従来の物理メディア経由ではなく、ネットワークベースでの更新という初の試みの功罪ともいえるのかもしれませんが、あまりにもリスクが大きすぎます。

(実際筆者のPCは8.1化の際、大ゴケしてWindows8を再インストールする羽目になりました。(^^;))

また、4番目のWindows8.1 update1(KB2919355)の適用にも少しだけ注意が必要です。
8.1にした後、KB2919355を入れようとしても弾かれてしまいます。それもそのはずで、リンク先に書いてある文章を引用しますが、下の通り
KB2919442 は、Windows 8.1 Update のの前提条件であるため、KB2919355 をインストールする前にインストールする必要があります。

とのことなので、KB2919355の適用前にKB2919442とやらをインストールする必要があります。
で、そのKB2919442は上記のリンクのファイル内容に含まれているかというと、含まれていません。

じゃあどうするかというと、KB2919442はWindows8.1からの自動更新で通常は入手できるようになっています。明示的に手動更新する場合は、

チャーム呼び出し(マウス操作 or Windowsキー+C)→設定PC設定の変更保守と管理Windows update
の順に選択して「今すぐチェックする」ボタンを押して、チェックします。

チェック完了後「更新履歴を表示する」を押下して、更新プログラムリストにKB2919442が表示されていれば前提条件をインストールすることが出来ます。(ああややこしい)

一連の様子のスクリーンショットがあったので参考にしていただければ幸いです。




ややこしい、と思う方がいたのか、MS公式でもスタンドアロン型のアップデートプログラムが配布されています。(KB2919442, Update1への最初の関門)
Update1はこちら。(KB2919355, リンク先のインストール手順が大事です。ちゃんと読んでおきましょう。)

ちなみに、これも筆者の環境(先ほどの環境(CPUがAMD)とは違う別のPC(CPUがIntel))でUpdate1を遂行するためにKB2919442をWindows update経由でインストールしたのですが、相変わらずコイツも、OSクラッシュこそしないものの結構な割合でインストールがコケます。
そのPCはKB2919442以前の更新プログラムが全て成功していたのにもかかわらず、です。

結局
重大なアップデートが(更新手段や修正パッチの依存関係の所為で)綱渡り状態のアップデートになってしまっている、というのがWindows8系列の評判を下げる一因にもなってしまっているのではないか

というのが筆者個人としての感想です。

と、ここまで記事を書いて、ひと段落付いたかと思ったらトドメはコレです。もはやMSの体を張ったギャグとしか…(管理者の溜息)


こんな感じですかね。いやはや、個人用、家庭用として弄る分には楽しいものの、業務で使うとなるとこれほどシステム管理者泣かせなOSなんてないんじゃないかと。まだまだWindows8.1は次のUpdate2,3…と段階を踏んでブラッシュアップしていただかないと、ファンをつかむのは難しそうな気がします…。

#Modern UIのライブタイルなんかは洒落てるからデザイン関係の方や、デジタルサイネージ用にはいいかも、これも適当な個人的意見ですが(^^;)

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